Safety vs Beauty

安全性とデザイン性:人間が高さの移動をするようになり、高さの移動には安全性が不可避となってきます。階段と手摺のデザインは設計者のこだわりが現れることが多いですが、昨今の建物では安全性についてはデザイン性を左右するまでの影響が出てくることもしばしばのように感じます。一方で安全性について階段などを昇降する当事者の責任に委ねられるような場合が見受けられます。歴史的遺産だったり、寺社仏閣だったり・・・転んでも自分の責任で・・・ということなのでしょう。

Spiral Stair (@Tokyo) ・ Grand Stair (@Teotihuacan Mexico)
 

Steps or Stair(Port Terminal @Yokohama ) / Grand Stair No Handrail(@ Nara Horyuji)

 

Temporary or Permanent

仮設の建築と現実:建築を恒久的なものと捉えるのが一般的ではありますが、仮設として一時的にイベントを開催したり、人の集まる場所として季節的に設けることも建築の現実としてあります。ロンドンのSerpentine GalleryやニューヨークのMoMA PS1は夏の仮設建築イベントとしては代表的ですが、近年では仮設建築の(恒久的な)デザインがある上で世界を巡回する企画があり、船舶・宇宙船や飛行物体の上陸・着陸を想起させる光景にも感じられます。

Channel Mobile Art (@NewYork)

Nomadic Museum (@Tokyo)

Crane >> Giraffe?

鶴>クレーン>吊る?:大規模な建設現場では良くお目にかかるクレーン。何本も並んでいる様はまさに群れをなしているようです。鶴に似ているからクレーンと言われるとも聞きますが、その首の振り方をみるとキリンにもみえるものです。建設現場ではタワークレーンが命名されたりもしますが、もはや機械ではなく命が吹き込まれているようです。

for Freight @ Seattle (シアトル港-貨物用)

for Construction @ Osaka (大阪-建設用)