Role of Roof:屋根の役目

 家やビルをイラストにすることもしばしばあります。ビルを描くなら縦長の四角形、家を描くなら三角屋根というのがわかりやすい形状なのでしょう。現実はというと土地や周辺環境など様々な要因により屋根の形状は三角でもより複雑になったものも多く見受けられます。

古民家などの茅葺屋根は自然の材料で一定の年数で葺き替えることができ、瓦屋根は耐火性があり、時には鬼瓦のように厄除け、招福を込める装飾も見られます。屋根の役目はその機能や願いも込められるとその佇まいも美しさが出てくるのでしょうか。。

roof tile

瓦屋根と鬼瓦

roof straw

茅葺屋根

roof-wall

壁と屋根が一体

size of site:土地の大きさとは。。

 お屋敷という言葉も使われることが少なくなり。諸般の事情により大きな敷地が分割され、新しい住宅が密集するのを非常に良く見受けます。お金・税金に起因することは不可避なところかと思いますが。豊かな緑や、光や風、自然との共存を考えると分割だけ解決方法なのでしょうか?いびつな形の分割された更地を見ると他に方法があったのではと考えてしまいます。

お屋敷と庭:A house with  A garden

敷地分割の名残(三つ子の家):triplet house  

Tower and :タワーか層塔か

 五重塔などの古くに建立された仏塔は長きにわたりその外観と構造を維持しており、地震や台風の際にも耐久性を発揮しています。技術や材料の進化と共に高層化され、複雑なつくりからシンプルかつ効率的になりつつあり柱のようなイメージなものが多くみられます。一方で各階を意識した積層の形、箱を重ねた形の建築には層塔の要素を見ることができます。

層塔(興福寺五重塔):Five Storied Pagoda @Nara Kofukuji temple

メタボリズムのタワー:(ソフィテル東京:菊竹清訓) Metabolism Pagoda by K.Kiyotake

現代の層塔:(浅草観光センター:隈研吾) Contemporary Pagoda by K.Kuma