Art -Toy:おもちゃからアートへ

 デジタルの時代になりおもちゃという言葉よりもゲームというものが主流になりつつあります。その中で子供の頃おもちゃとして接していたものが進化しているのを見ると、これこそ童心に帰る瞬間なのでしょうか。最近のLEGOの展示はおもちゃの枠を超えてアートとなるときすら感じます。一方で、子供たちが使わなくなったおもちゃを回収してアート作品とした

世界遺産LEGO:Sagrada Famiria 

ToySaurus by Hiroshi Fuji (おもちゃで作られた恐竜トイザウルス)

Pet and Wild:愛玩と自然

 自然を大切に、自然にやさしい、自然遺産など自然への敬意が払われ、建築においても自然・環境への配慮が必須となっています。動物についてみると、野生であることに対して、動物園・サファリパークのように再現することで自然を作り出しています。これは動物を鑑賞するものとして見ているように思われます。愛玩動物については、鑑賞だけでなく人間の生活に適合できるようにされていると思われます。

金魚や鯉についてみると。その色合いや模様、美しさが鑑賞用として評価され、特に上から見た美しさによってその価値に関わるとも言われ、”上から目線”の人間と自然の関係ではありながら、美への感覚が古くから継承されているように感じます。

屋台の金魚gold fish @night market in Tokyo

池の鯉carp in a pond

Screen-Lattice-Cage:スクリーン/格子/かご

 ガラスやその透明感が空間に光と開放感をもたらす中、スクリーンというものが積極的に採用され、意匠・デザインとして進化しているように思えます。格子としてはプライバシーの確保や防犯というという点でも都市の高密度な環境では効果を発揮していますが、材料や加工技術の進化により自然をモチーフにしたスクリーンが見受けられます。近隣の街並みや風土との調和を意図して更には光が差し込む時のシルエットも狙いかと思われますが樹木の配置が困難で四季を感じることができないことからの落としどころとしての効果が抜群なのでしょうか。

カトレア型のスクリーン@東京/ Flower shaped Screen@Tokyo

葉をモチーフとしたスクリーン@京都/Leaf shaped Screen@Kyoto

伝統的出格子@飛騨高山/ Wood Lattice@Takayama

 

防犯用格子かご@台北 / Steel Screen Cage @ Taipei