Deer or Deere

鹿を崇める: 鹿の単数形と複数形は同じで覚えやすいなどという程度の英語の勉強当初の記憶が蘇りますが、日本では奈良で神鹿として敬愛され天然記念物とされていることが広く知られています。アメリカ中西部にある農業機械のメーカーはその創業者の名前からDeereという綴りが社名に入っており黄色の鹿が企業の象徴・ロゴに描かれています。この農業用機械は独特の緑色塗装の車体でその大きさはアメリカのスケールを感じます。スケールとなると奈良の大仏も劣らないものでしょう。

John Deere の巨大トラクター(giant tractor) / 鹿の都、奈良の大仏(ginat budda in Nara) 

また、このJohn Deere Headquatersは建築家エーロサーリネンによるもので鉄骨によるその架構は日本の寺社建築の影響があるとも言われています。東大寺南大門と鹿の群れを見て鹿の取り持つ縁なのかと思うところもあり。。。。

John Deere Headquaters(Eero Saarinen) / 東大寺南大門(大仏様)と鹿 (MainGate w/Deer) 

 

Tra-in-terior

車内装と室内装:日本独特とも言える電車の発達した環境に育ちましたが、近年までに車両は進化を続け、更に快適かつ便利になってきています。いざ車両の内装や設備の進化変遷を見てみると、それは建築のそれと同様なもののように見られます。扇風機からエアコンへ。木の床から合成樹脂の床へ。手動から自動へ、ガラス開口部を大きくしたり・・・通勤/通学時間が長く、読書や携帯電話などに集中していると、それは自分の世界つまり室に居るに等しくなっていくのでしょう。

例1:車両間扉でガラス開口+間接照明+液晶モニター付

 

例2:木の床 /例3: 長椅子分割なし+座席周辺の竪手摺なし

Skate and the City

スケボーと建築と都市:自動車や自転車など同様に自己責任による運転を要するものの中でスケートボードは東京などの大都市では可能な場所が僅かとも言えるくらい避けられているもののようです。ストリートで滑り様々な建築の階段・手摺などに挑んでいたものが、いつの間にかスケートパークとなり更にはお金を払って滑らざるを得ないという状況を見ていると、スケートボードだけに限らず、人と動物や鳥との関係や、都市と都市から遠ざけられた施設との関係にも繋がりを見出せてしまう気さえしてしまいます。

渋谷宮下公園スケートパーク(200円/2時間)/ Skate Park  at Tokyo(200yen/2hrs)

シカゴのスケートパーク(無料) / Skate Park  at Chiago(free)