Screen-Lattice-Cage:スクリーン/格子/かご

 ガラスやその透明感が空間に光と開放感をもたらす中、スクリーンというものが積極的に採用され、意匠・デザインとして進化しているように思えます。格子としてはプライバシーの確保や防犯というという点でも都市の高密度な環境では効果を発揮していますが、材料や加工技術の進化により自然をモチーフにしたスクリーンが見受けられます。近隣の街並みや風土との調和を意図して更には光が差し込む時のシルエットも狙いかと思われますが樹木の配置が困難で四季を感じることができないことからの落としどころとしての効果が抜群なのでしょうか。

カトレア型のスクリーン@東京/ Flower shaped Screen@Tokyo

葉をモチーフとしたスクリーン@京都/Leaf shaped Screen@Kyoto

伝統的出格子@飛騨高山/ Wood Lattice@Takayama

 

防犯用格子かご@台北 / Steel Screen Cage @ Taipei

sit and stay?:お座り+待て

 このように文字にすると犬にでも話しかけているようになりますが、公共交通機関などで座り待つということは都市の生活では自然な行為になっています。前後左右の状況によって座るに快適な位置を判断するのはもちろんですが、椅子の配置もその快適性に関わっていると思われます。適度な数量、適度な寸法、適度な間隔など、この適度が快適な空間の設計・デザインに繋がっていくのでしょう。

背中合わせ・向い合わせの座席/back to back -face to face seating

同一方向の座席/seating in one direction

Sun-Star-Moon:太陽と星と月

 年が明けるとは暦のことですが、春節(旧正月)になると月の暦での年明け、太陽暦に対して太陰暦とも言われています。年明けともなると国旗が掲揚されますがその旗にも太陽や星あるいは月が象徴としてあり、諸説、宗教や信仰にも起源があると言われています。現代の生活が24時間365日のサイクルである中、太陽や月、星の稀な現象時には注目されますが、高層ビルに囲まれて天空を見上げる機会も少なくなっているように感じます。液晶の光を見つめることの多い中、自然の光を感じる時間も必要なのでは。。。

の国旗:アメリカ合衆国 / 太陽の国旗:日本
 

Stars and  Stripes: Flag of USA  / Sun: Flag of Japan