Dragon to Snake:龍と蛇・辰から巳へ

西暦と干支を組み合わせて過ごすピークが年末年始になるかと思いますが、今年は龍から蛇へと変わります。非常に類似性を持っているように思うのですが、想像上の動物ではありますが龍が信仰につながることはアジア諸国にも見られ、蛇も日本において信仰の対象であることが出雲大社などを代表に見られます。信仰の具現化として寺社建築の装飾に施され、柱に巻きつく龍などは現代の建築には決して見られない細やかな技が注ぎ込まれて魂の宿りすら感じます。

石の龍@台湾 / 木の龍@出羽神社・山形

 

Stone Dragon on a column@Taiwan / Wood Dragon on a column@Japan

 

Jacobs Ladder or Stairway to …

天使の梯子~階段:気象現象で光が作り出す光景を天使の梯子と言いますが、降り注ぐ光が梯子に見えるというその言葉は旧約聖書に由来していると言われています。建築においては、天井から光が入る聖堂などは現象の再現空間とも言えます。一方で梯子となると階段・エスカレーターがその目的を概ね充足しており、天使感じる瞬間は少ないですが地下空間が活用される現代都市においては地上に出る瞬間はもしかしたら”天使のエスカレーター”や”天使の階段”を使っているのかもしれません。

1:天使の梯子@多摩川 / 2:梯子と金箔の躙口@SUMIKAProject

 

1: Jacobs Ladder @Tama-River / 2: Entrance of Tea Room w/ Gold Leaf frame

3: エスカレーター / Long Escalator @HanedaAirport

Utility Poles as Streetscape:街並みと電柱

 ヨーロッパなどでは歴史的な街並みを保存・改善・拡張する中で現代生活の象徴ともいえる電力の供給などが建物の外観に影響しないように計画することが肯定され、その街に住む人の価値観としても定着しているように思われます。日本は海外の観光客からも絶賛されるほどのきれいな景観を保っていますが、この電柱に至っては長い年月の末に日本らしい景観に落ち着いてしまっのではないかと思います。

建物の前にそびえる複雑な電柱@東京  /  裏路地に走る電柱@アメリカ

 Utility Pole with Wires+Boxes@Tokyo / Untility Poles on Back Alley @Chicago

特撮用セットでは日本の街並みとして再現されていたり。。。

Diorama(Japanese ) for Special Effect Filming