Screen-Lattice-Cage:スクリーン/格子/かご

 ガラスやその透明感が空間に光と開放感をもたらす中、スクリーンというものが積極的に採用され、意匠・デザインとして進化しているように思えます。格子としてはプライバシーの確保や防犯というという点でも都市の高密度な環境では効果を発揮していますが、材料や加工技術の進化により自然をモチーフにしたスクリーンが見受けられます。近隣の街並みや風土との調和を意図して更には光が差し込む時のシルエットも狙いかと思われますが樹木の配置が困難で四季を感じることができないことからの落としどころとしての効果が抜群なのでしょうか。

カトレア型のスクリーン@東京/ Flower shaped Screen@Tokyo

葉をモチーフとしたスクリーン@京都/Leaf shaped Screen@Kyoto

伝統的出格子@飛騨高山/ Wood Lattice@Takayama

 

防犯用格子かご@台北 / Steel Screen Cage @ Taipei

sit and stay?:お座り+待て

 このように文字にすると犬にでも話しかけているようになりますが、公共交通機関などで座り待つということは都市の生活では自然な行為になっています。前後左右の状況によって座るに快適な位置を判断するのはもちろんですが、椅子の配置もその快適性に関わっていると思われます。適度な数量、適度な寸法、適度な間隔など、この適度が快適な空間の設計・デザインに繋がっていくのでしょう。

背中合わせ・向い合わせの座席/back to back -face to face seating

同一方向の座席/seating in one direction

Green Building or Green House:グリーンハウス? グリーンビル?

 建物が人間の生活のための空間とされる中で植生物についても環境を配慮するこでグリーンハウスという名称が知られてきました。近年は建物そのものへの環境配慮について問われることが多くなりました。そこで表現されるのがグリーンビルディング。外壁緑化・グリーンカーテンなどは建物の外観が緑であふれています。

植物を守るグリーンハウス。植物に守られるグリーンビルディング(グリーンカーテン)。どちらも人間の生活の為に植物がそれぞれの環境に適応して育ってくれているという感じもします。

グリーンハウス:エデンプロジェクト@コーンウォール/ 王立植物園キューガーデン@ロンドン

  

Greenhouse:Eden Project Bio Dome @ Cornwall UK / Kew Gardens @London

グリーンカーテン:朝顔プロジェクト@金沢21世紀美術館 / グリーンイーブス@東京

  

GreenCurtain:@Kanazawa21 CenturyMuseum /Green Eaves @Tokyo by Kengo Kuma