Jacobs Ladder or Stairway to …

天使の梯子~階段:気象現象で光が作り出す光景を天使の梯子と言いますが、降り注ぐ光が梯子に見えるというその言葉は旧約聖書に由来していると言われています。建築においては、天井から光が入る聖堂などは現象の再現空間とも言えます。一方で梯子となると階段・エスカレーターがその目的を概ね充足しており、天使感じる瞬間は少ないですが地下空間が活用される現代都市においては地上に出る瞬間はもしかしたら”天使のエスカレーター”や”天使の階段”を使っているのかもしれません。

1:天使の梯子@多摩川 / 2:梯子と金箔の躙口@SUMIKAProject

 

1: Jacobs Ladder @Tama-River / 2: Entrance of Tea Room w/ Gold Leaf frame

3: エスカレーター / Long Escalator @HanedaAirport

Utility Poles as Streetscape:街並みと電柱

 ヨーロッパなどでは歴史的な街並みを保存・改善・拡張する中で現代生活の象徴ともいえる電力の供給などが建物の外観に影響しないように計画することが肯定され、その街に住む人の価値観としても定着しているように思われます。日本は海外の観光客からも絶賛されるほどのきれいな景観を保っていますが、この電柱に至っては長い年月の末に日本らしい景観に落ち着いてしまっのではないかと思います。

建物の前にそびえる複雑な電柱@東京  /  裏路地に走る電柱@アメリカ

 Utility Pole with Wires+Boxes@Tokyo / Untility Poles on Back Alley @Chicago

特撮用セットでは日本の街並みとして再現されていたり。。。

Diorama(Japanese ) for Special Effect Filming

with shoes = with earth 上足と下足

 靴を脱ぐ/履くの繰り返しは日本では日常的ですが、室内に入るとそこは欧米の影響が進化していき、近年では畳の部屋もなく床に座る/伏すこともないというのが多くみられます。上足/下足というのは今なお残る僅かな日本の古くからの建築的な慣習なのかもしれません。一方で靴に着目すると種類・素材・デザインと進化が進んでいますが、足袋や下駄に見る風情は日本のもつ土足の美なのかもしれません。

With Running Shoes(Classified by Purpose) :下足-ランニングシューズ(目的別進化)

With Tabi(Japanese traditional socks): 足袋(履物下着が地下足袋となる)