Green Building or Green House:グリーンハウス? グリーンビル?

 建物が人間の生活のための空間とされる中で植生物についても環境を配慮するこでグリーンハウスという名称が知られてきました。近年は建物そのものへの環境配慮について問われることが多くなりました。そこで表現されるのがグリーンビルディング。外壁緑化・グリーンカーテンなどは建物の外観が緑であふれています。

植物を守るグリーンハウス。植物に守られるグリーンビルディング(グリーンカーテン)。どちらも人間の生活の為に植物がそれぞれの環境に適応して育ってくれているという感じもします。

グリーンハウス:エデンプロジェクト@コーンウォール/ 王立植物園キューガーデン@ロンドン

  

Greenhouse:Eden Project Bio Dome @ Cornwall UK / Kew Gardens @London

グリーンカーテン:朝顔プロジェクト@金沢21世紀美術館 / グリーンイーブス@東京

  

GreenCurtain:@Kanazawa21 CenturyMuseum /Green Eaves @Tokyo by Kengo Kuma

Jacobs Ladder or Stairway to …

天使の梯子~階段:気象現象で光が作り出す光景を天使の梯子と言いますが、降り注ぐ光が梯子に見えるというその言葉は旧約聖書に由来していると言われています。建築においては、天井から光が入る聖堂などは現象の再現空間とも言えます。一方で梯子となると階段・エスカレーターがその目的を概ね充足しており、天使感じる瞬間は少ないですが地下空間が活用される現代都市においては地上に出る瞬間はもしかしたら”天使のエスカレーター”や”天使の階段”を使っているのかもしれません。

1:天使の梯子@多摩川 / 2:梯子と金箔の躙口@SUMIKAProject

 

1: Jacobs Ladder @Tama-River / 2: Entrance of Tea Room w/ Gold Leaf frame

3: エスカレーター / Long Escalator @HanedaAirport

Border + Propertyline 境界線

 建築の仕事に携わるとその仕事(プロジェクト)が建築される場所=土地や敷地境界と関わります。土地の中でのルールだけではなく近隣への配慮や調整を行うことでプロジェクトが竣工します。土地のスケールを大きくしてみると国の境界にまでなるのかと思われますが、その境界を確定したり、境界内の安全を守るのも建築の仕事にみる境界の考え方と似ているのではないかと思います。

As a work of architecture, we need to confirm the property line of the site. Not only take care of the inside of the site , we need to take it consideration the surroundings and neighbors. It could be a similar concept to think about country border that we need to claim  the border and keep the safety within the border, which  we often hear about as a current topics.

日本の道路境界@東京

居住権を得て土地を得る境界@メキシコ

メキシコでは都市部から離れたところに何年か勝手に住むことで居住権を得て、最初はテントのようなものから平屋になりさらには階を重ねて広い家となるのが可能だとの説明を現地で受けたことがあります。必ずしもすべてがルールや常識的な考えだけではないのも現実のようにも思います。